5G(第5世代移動通信システム)で銅は影響あるのか
●為替円相場
●建値(JX金属より)
2019/11/26 680,000円/トン 前日比±0 (前回更新 11/20)
●相場(日本経済新聞より)
2019/11/25(終値) 5,868ドル/トン 前日比+13.00
朝の習慣・・・
朝、為替円相場と銅の相場、建値をいつものように見る
「あっ109円に戻った」
とほっと一息。
円安に動くと銅の在庫が増え、銅建値が上がる傾向にあるからである。
(早く建値が700円台に戻ってほしいなぁ)
5Gで銅はたくさん使われるのかな?
5G(第5世代移動通信システム)に向けて通信業界は着々と進んでいる。
消費者からすると、一番身近なのは「携帯」。
「5Gになると、通信速度が速くなるんだってね」
そんな会話をしたことがあるのではないかと思うがどうだろうか。
5Gで銅は使われるのだろうか・・・
これから少しずつ探ってみたいと思う。
ドコモのプレサービス開始
2019年9月20日からドコモがプレサービスを開始した。
プレサービス発表会で5Gを紹介するのに最初に取り上げているのがバーチャルゲーム。
やはり、今の時代でゲームは欠かせない商品となっているのだなと感じた。
バーチャルゲームが爆発的に人気がてゲーム機の販売台数が上がる
ゲーム機には基盤が入っているので、確かに銅は使われているが・・・
基盤と言ってもとても小さく計量だ。
銅の流通に影響が出るほどではないだろう。
うーん、ここまででは5Gで銅がたくさん使われるとは思えない・・・
5Gという通信システムが今までできなかったことができるようになる事で、ゲーム以外で何が増えるのだろうか。
他の視点でいろいろ探ってみよう。(次回へ)
十円玉の銅
今日の銅の建値・相場を確認
●建値(JX金属より)
2019/3/2 760,000円/トン 前日比±0 (前回更新 3/11)
●相場(日本経済新聞より)
2019/3/26(終値) 6,330ドル/トン 前日比-10.00
昨日(25日)に久しぶりに建値が更新。
アメリカ経済の景気が下がる予測を受け24日に日経株価が下がった。
銅も少なからずともその影響があるだろうとは予測できるが、実際に何がどういう動きをして銅の市況に影響されているのか正直解らない
まぁ、それが解っているのであれば先物取引で勝てる可能性が大きいという事なのだが。
市場の変化はニュースとともに見ていくことし、今日も身の回りの銅を追ってみる
十円玉
硬貨としての認識が強く、『銅』を使用しているという事を忘れていた。
十円硬貨が一番身近な『銅』といえますね。
現在の十円硬貨の詳細(Wikipediaより)
素材 | 青銅 |
---|---|
品位 | 銅 95% |
亜鉛 4% – 3% | |
スズ 1% – 2% | |
量目 | 4.5 g |
直径 | 23.5 mm |
図柄 | 平等院鳳凰堂(表面) |
常盤木(裏面) |
十円硬貨には『青銅(=スズを含む合金)』が使われているが、原価はいくらなのだろうか?
十円硬貨の原価
3/27時点の価格で十円硬貨の材料を購入したとして算出してみる
銅の建値 740円/kg 亜鉛の価格 358円/kg 錫の価格 288円/kg
●銅
十円硬貨に使われている銅の重さ 4.5g×95%=4.275g
今日の建値740円で算出 4.275g×0.74円/g=3.16276円
●亜鉛
十円硬貨に使われている亜鉛の重さ 4.5g×3%=0.135g
今日の価格358円で算出 0.135g×0.358円/g=0.493円
●錫
十円硬貨に使われている錫の重さ 4.5g×2%=0.09g
今日の建値740円で算出 0.09g×0.288円/g=0.02592円
十円硬貨に使われている素材(銅+亜鉛+錫の合計)は 3.68168円
ここに人件費や光熱費なども加わったとしても約4円と考えてよいだろう
平成30年度に製造される十円硬貨
財務省から平成30年度の紙幣硬貨製造枚数が発表されていて、十円硬貨は29万枚。
28年度は19万枚、29年度は12,5万枚とここ数年では製造枚数が一番多いようです。
ではでは
●1年間に十円硬貨に使われる銅の量は 4.275g×29万枚=1,239,750g で、約1240kg。
●銅の購入価格は、本日の建値で購入したとすると 740円×1240kg=917,600円。
1年分の十円硬貨を作るのに、銅の量が約1.2㌧
おや?! 2㌧トラック1回で運べてしまう・・・
十円硬貨が昭和26年に製造開始されてから今年で68年。何十年も十円硬貨を製造してきているので、既に流通している数は相当なもの。なので、1年分の製造枚数はそんなものなのでしょうが、銅の量に換算すると、使われている銅の量はかなり少ないという印象です。みなさんは『どう』感じました? (^^)/
充電コード・電源コードの銅
今日の銅の建値・相場を確認
●建値(JX金属より)
2019/3/25 760,000円/トン 前日比±0 (前回更新 3/11)
●相場(日本経済新聞より)
2019/3/22(終値) 6,312ドル/トン 前日比-109.00
銅は何に使われているのかな?
「電気を通す」という銅の性質から、電気製品によく使われていますよね
銅の性質についてもいろいろ気になる点が・・・それはいずれ追いかけることにして、まずは銅を使う製品のいろいろを追いかけてみます
充電コード・電源コードの銅
一番最初に浮かんだのは、今は生活に欠かせない携帯電話の充電コードやテレビの電源コードなど、電気製品に電気を供給する為のコード。
携帯の充電コードが切れてしまった!という経験のある人多いかと思いますが、切れた中をよく見たことありますか?
コードの中は何本かの細い線が入っていて、色分けされています。
このそれぞれの線の中に銅線が入っています。
線1本1本に絶縁素材で被覆して銅線同士が接触しないようにしてあります。
銅1本当たりの直径は1mmに満たないですね。
充電コードに何グラムの銅が使われているのだろう?
1mの充電コードで1gあるのかな?
実際に測ってみることにします
銅メダルの銅
今日の銅の建値・相場を確認
●建値(JX金属より)
2019/3/19 760,000円/トン 前日比±0 (前回更新 3/11)
●相場(日本経済新聞より)
2019/3/15(終値) 6,431ドル/トン 前日比+27.00
建値が「銅相場」を基に決まるので建値同様に銅相場も載せることにしました!
オリンピックに向けていろいろな準備が進んでる様子が毎日ニュースで取り上げられていますね
オリンピックで『銅』といえば、『銅メダル』
『銅メダル』の『銅』について調べてみました。
『銅メダル』の銅いろいろ
銅メダルを英語でBronze Medal(ブロンズメダル)と言い、Bronze(ブロンズ)とは青銅を刺します。
オリンピックのメダルの規定
大きさ 7~12cm
厚さ 0.3~1cm
重さ 0.5~0.8kg
形 原則として丸形
金銀の素材には規定がありますが、銅メダルの素材は特に指定がありません
実際は、ほとんどが「銅、亜鉛、すず」でできた銅合金(=青銅)で100%銅という事ではないようです。
銅メダルの素材は青銅からできているという事だと、正確には『青銅メダル』なので、英語表記の方が性格に素材表記した呼び方になりますね(^^)
因みに、銅メダルの原価は300円程度とか!?(*'▽')
合金の成分は10円玉と同じ割合という事なので、やはり安いのですね。
参考までに、平昌オリンピックでの金メダルは約6万、銀メダルは約3万だそうです。
とはいってもやはりオリンピックのメダルですから、原価という素材価格の価値よりも、功績や選手の想いの価値の方が大きいです
大きさ、値段もそうですが、デザインも含めてどんなメダルになるのか、楽しみですね(^^)/
そもそも「銅建値」とは何?
本日の銅の建値を確認
(JX金属サイトにて)
2019/3/15 760,000円/トン 前日比±0
既に聞きなれてしまっていて『銅建値』というと『銅の値段・売買するときの基準』と何となく理解していたのですが、これを機に詳しく調べてみようかと思いました。
建値とは?
●Googleで検索すると
「たてねだん」の略。売買の基準とすべき値段。
とでできます。何となく理解していた内容と同じです。もう少し詳しく知りたいので、経済サイトを検索してみました。
●経済ビジネスサイト「経営マガジン」に
「建値段」の略で、立て値とも書きます。
使う状況によっていろいろな意味に使われます。
たとえば、次のようなものがあります。
1 取引所の売買約定値段(売買約定後、受け渡しを簡便にするために作成する標準値段)。
2 銀行が為替相場で公表する標準値段(為替レートの提示)。
3 製薬などのメーカーが、事前に設定する販売価格。
とありました。
使う状況によっていろいろな意味に使われるという事ですが・・・
為替レートで「1ドル=110円」などと日々ニュースに出てきますが、この110円が「ドルに対する円の建値」ということですね。
家電などで「メーカー販売価格」と表示されている場合がありますが、この「メーカー販売価格」も「建値」と同じ意味をもつのですね。
で、『銅建値』とは?
『銅建値』について詳しく説明されているサイトが少ない
その中で、「銅線買取専門店ピカ1」さんが『銅建値』について書かれていました。
○『銅建値』はJX金属にて決定されている
○銅の国際価格はロンドン金属取引所(London Metal Exchange )通称:LMEで毎日取引して決定されている。これが「銅相場」。(NYにもありますが、ロンドンを基準に考えます)
○『銅建値』は、銅の相場を日本円に換算し、銅が日本国内に届くまでのコストを算出した銅の価格に加えたもの。
とあります。
今日の相場で計算してみました。
為替レート 1ドル=111.87円
LME 6404ドル/トン
換算すると 111.87 × 6404 = 716,415.48円/トン
本日の建値 760,000円/トン
差額が手数料にあたる
手数料は「C&Fプレミアムを使用」とあり、先物取引で使用されている取引条件のようです。取引条件について触れてしまいますと銅からどんどん離れてしまいますので、手数料に関してはここまでとします。詳しく知りたい方は個々でお調べくださいm(_ _"m)
銅相場は日々更新されるのに銅建値は毎日更新されていない理由がわかりました!
そもそも、銅建値は10,000円/トン単位で扱われているので、銅相場から換算して10,000円以上の変動があった場合に更新されるようです
銅建値には日本まで届く手数料が含まれている!
確かに、一般的な商品の販売でいう「原価」と「販売価格」と考えれば納得です(^^)/
銅の建値はどこでみる?
まずは、本日の銅の建値を確認
(JX金属サイトにて)
2019/3/14 760,000円/トン 前日比±0
「外国為替」であれば、世界各国の市場取引を日経や各証券会社等のサイトでリアルタイムで確認することが出来ますよね。
では、『銅の建値』はどこで確認するのか?
銅を取り扱っている会社では、銅の建値を表示しているサイトがあります。
最初は「ネオライン」という非鉄金属リサイクル企業のサイトにある銅建値をみていました。
3年ほど前
「ネオライン」の銅の建値が変わらず、他のサイトでは更新がされていたことがありました。「ネオライン」に問い合わせしてみたところ
「銅の建値は『JX』が一番最初に更新するので、当社はその内容をうけて反映しているので少し遅れる場合があります。
早く確認をしたいのであれば、『JX』を見られた方がいいと思いますよ」
という回答がありました。
『JX』とは『JX金属株式会社』のこと
とてもとても大きなグループ会社で、日本の非鉄金属のコア的な存在のようです。
銅建値は為替のようにリアルタイムに変動はありません。
更新は平均して1週間に1度ぐらいでしょうか。
早い時は2日で変わったりすることもありますが、1日1回確認すれば良いですよね。
それでも、更新はされていないと困りますので、『JX金属』の「銅建値」を見ることにしました。
『銅』のはてなを追いかけて・・・出発!
ほぼ毎日、日経経済新聞(WEB版)に掲載される「銅の建値」「銅の市況」「為替レート」「NY原油」をメモしている私。
投資をやっている訳でもないのですが、ちょっとしたきっかけから銅の建値を見る日々が4年以上続いている。
銅の建値が上がれば
『おー!今日、建値が上がった!』
と。
数字が変わるので当たり前というか、そのままなのだが・・・
頭の中では
(なんで上がったんだろう???)
といつも考える
株や為替なども同じように、価格の変動があれば経済ニュースなどからに自分なりの答えを探しだす
最近の話題とすれば「イギリスのEU離脱」とか
為替にどう影響するか、FXをやっている人には重要ポイントではないだろうか
で、『銅』は?
市場には市況データとして表示されているが、価格の変動は何が引き金なの?
う~ん・・・よくわからない・・・
そもそも『銅』はどこでどう使われているの?
市場についてはド素人、ただ、銅の建値を日々見ていただけの私が
一歩踏み出して
市場にでてくる『銅』から身の回りの『銅』まで、いろいろな『銅』のはてなを追いかけてみたいと思います(^^)/
出発!