そもそも「銅建値」とは何?
本日の銅の建値を確認
(JX金属サイトにて)
2019/3/15 760,000円/トン 前日比±0
既に聞きなれてしまっていて『銅建値』というと『銅の値段・売買するときの基準』と何となく理解していたのですが、これを機に詳しく調べてみようかと思いました。
建値とは?
●Googleで検索すると
「たてねだん」の略。売買の基準とすべき値段。
とでできます。何となく理解していた内容と同じです。もう少し詳しく知りたいので、経済サイトを検索してみました。
●経済ビジネスサイト「経営マガジン」に
「建値段」の略で、立て値とも書きます。
使う状況によっていろいろな意味に使われます。
たとえば、次のようなものがあります。
1 取引所の売買約定値段(売買約定後、受け渡しを簡便にするために作成する標準値段)。
2 銀行が為替相場で公表する標準値段(為替レートの提示)。
3 製薬などのメーカーが、事前に設定する販売価格。
とありました。
使う状況によっていろいろな意味に使われるという事ですが・・・
為替レートで「1ドル=110円」などと日々ニュースに出てきますが、この110円が「ドルに対する円の建値」ということですね。
家電などで「メーカー販売価格」と表示されている場合がありますが、この「メーカー販売価格」も「建値」と同じ意味をもつのですね。
で、『銅建値』とは?
『銅建値』について詳しく説明されているサイトが少ない
その中で、「銅線買取専門店ピカ1」さんが『銅建値』について書かれていました。
○『銅建値』はJX金属にて決定されている
○銅の国際価格はロンドン金属取引所(London Metal Exchange )通称:LMEで毎日取引して決定されている。これが「銅相場」。(NYにもありますが、ロンドンを基準に考えます)
○『銅建値』は、銅の相場を日本円に換算し、銅が日本国内に届くまでのコストを算出した銅の価格に加えたもの。
とあります。
今日の相場で計算してみました。
為替レート 1ドル=111.87円
LME 6404ドル/トン
換算すると 111.87 × 6404 = 716,415.48円/トン
本日の建値 760,000円/トン
差額が手数料にあたる
手数料は「C&Fプレミアムを使用」とあり、先物取引で使用されている取引条件のようです。取引条件について触れてしまいますと銅からどんどん離れてしまいますので、手数料に関してはここまでとします。詳しく知りたい方は個々でお調べくださいm(_ _"m)
銅相場は日々更新されるのに銅建値は毎日更新されていない理由がわかりました!
そもそも、銅建値は10,000円/トン単位で扱われているので、銅相場から換算して10,000円以上の変動があった場合に更新されるようです
銅建値には日本まで届く手数料が含まれている!
確かに、一般的な商品の販売でいう「原価」と「販売価格」と考えれば納得です(^^)/